EFLカップ(カラバオカップ)ってどんな大会?どこの国の大会?
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
サッカーは世界で様々な大会が開催されており、どの大会がどの国の大会なのかよくわからなくなりますよね。
そこで本記事では
・EFLカップ(カラバオカップ)とは
・歴代優勝クラブ
・EFLカップ(カラバオカップ)とFAカップの違いについて
について紹介します。ぜひ参考にしてください。
それでは内容にいきましょう。
EFLカップ(カラバオカップ)はDAZNで視聴可能
EFLカップ(カラバオカップ)は2023−24シーズンまでDAZNは全試合を配信しています。
2024−25シーズンもDAZNで視聴可能です。
詳しくはEFL(カラバオ)カップはどこで放送・配信?視聴方法を詳しく解説!をご覧ください。
EFLカップ(カラバオカップ)とは
概要
「イングリッシュ・フットボール・カップ(EFL)」はイングランド国内で1960年に創設されたカップ戦です。FAカップに次ぐ2つ目のカップ戦です。
現在はカラバオカップと呼ばれています。理由については後述します。
イングランド国内のカップ戦であり、プレミアリーグ20チームと、「EFL(イングリッシュ・フットボールリーグ)」に所属する72チーム、計92のクラブに参加資格があります。
一発勝負のトーナメントではありますが、準決勝のみH&A(ホーム&アウェイ)の2試合を行い、決勝はウェンブリー・スタジアムとなっています。
プレミアリーグなどの上位クラブにとって普段出場機会の少ない選手、若手などに経験を積ませる場にもなっております。
そのこともあってか一発勝負なのもあってか、格下チームが格上チームを破ることも少なくなく、「ジャイアント・キリング」が起きることも少なくありません。
EFLカップ(カラバオカップ)で優勝したクラブには翌シーズンのUEFAカンファレンスリーグ(UCL)出場権が与えられます。
歴史
大会名は主にメインスポンサーの社名を大会名称してきました。
年代 | 大会名 | スポンサー |
1981-1986 | ミルクカップ(Milk Cup) | ミルクマーケティング社 (現デイリー・クレスト・グループ) |
1986-1990 | リトルウッズカップ(Littlewoods) | リトルウッズ社 (通販会社) |
1990-1992 | ランブロウズカップ(Rumbelows Cup) | ランブロウズ社 (電器店) |
1992-1998 | コカ・コーラカップ (Coca-Cola Cup) | コカ・コーラ社 |
1998-2003 | ワージントンカップ(Worfhington Cup) | クアーズ社(ビール名) |
2003-2012 | カーリングカップ(Carling Cup) | クアーズ社(ビール名) |
2012-2016 | キャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup) | キャピタルワン社 |
2016−2017 | EFLカップ | なし |
2017-現在 | カラバオカップ(Carabao Cup) | カラバオ社 |
1981年にミルクカップとして誕生。
2017年から現在まではタイのエナジー会社「カラバオ社」がスポンサーに。
開催時期
EFL(カラバオ)カップは8月に1回戦から始まり、翌年の2月中旬〜下旬にかけて決勝が行われます。
ざっくりとした流れは以下の通りです。
■EFL(カラバオ)カップ
1回戦:8月上旬
参加クラブ:イングランド2部、3部、4部所属クラブ
2回戦:8月下旬
参加クラブ:
1回戦勝利クラブ
UEFA大会に参加しないプレミアリーグ所属クラブ
前年度プレミアリーグ降格3クラブ
3回戦:9月下旬
参加クラブ:
2回戦勝利クラブ
UEFA大会に参加するプレミアリーグ所属クラブ
ラウンド16:11月初旬
参加クラブ:3回戦勝利クラブ
準々決勝:12月中旬
参加クラブ:ラウンド16勝利クラブ
準決勝1stレグ:1月初旬
参加クラブ:準々決勝勝利クラブ
準決勝2stレグ:1月下旬
決勝:2月下旬
参加クラブ:準決勝勝利クラブ
組み合わせ方法
対戦カードは全て抽選により決まります。
準決勝のみH&A(ホーム&アウェイ)方式の2試合が行われ、その他試合は決勝も含め一発勝負で行います。
決勝はウェンブリー・スタジアムとなっています。
勝敗決定方法
準々決勝までは90分で決着がつかない場合は即PK戦で勝敗を決めます。
準決勝と決勝は延長戦があり、それでも決着がつかない場合はPK戦で勝敗を決めます。
2000年以降の歴代優勝クラブと準優勝クラブ、優勝回数一覧
2000年以降の優勝チームと準優勝チームは以下の通りです。
優勝・準優勝チームと決勝スコア
西暦 | 優勝 | スコア | 準優勝 |
2000 | レスター・シティ | 2-1 | トランメア・ロヴァーズ |
2001 | リヴァプール | 1-1 PK5−4 | バーミンガム・シティ |
2002 | ブラックバーン・ローヴァーズ | 2-1 | トッテナム |
2003 | リヴァプール | 2-0 | マンチェスター・U |
2004 | ミドルズブラ | 2-1 | ボルトン・ワンダラーズ |
2005 | チェルシー | 3-2 (延長) | リヴァプール |
2006 | マンチェスター・U | 4-0 | ウィガン・アスレティック |
2007 | チェルシー | 2-1 | アーセナル |
2008 | トッテナム | 2-1 (延長) | チェルシー |
2009 | マンチェスター・U | 0-0 PK4−1 | トッテナム |
2010 | マンチェスター・U | 2-1 | アストン・ヴィラ |
2011 | バーミンガム・シティ | 2-1 | アーセナル |
2012 | リヴァプール | 2-2 PK3−2 | マンチェスター・C |
2013 | スウォンジー・シティ | 5-0 | ブラッドフォード・シティ |
2014 | マンチェスター・C | 3-1 | サンダーランド |
2015 | チェルシー | 2-0 | トッテナム・ホットスパー |
2016 | マンチェスター・C | 1-1 PK3−1 | リヴァプール |
2017 | マンチェスター・U | 3-2 | サウサンプトン |
2018 | マンチェスター・C | 3-0 | アーセナル |
2019 | マンチェスター・C | 0-0 PK4−3 | チェルシー |
2020 | マンチェスター・C | 2-1 | アストン・ヴィラ |
2021 | マンチェスター・C | 1-0 | トッテナム・ホットスパー |
2022 | リヴァプール | 0-0 PK11−10 | チェルシー |
2023 | マンチェスター・U | 2−0 | ニューカッスル・ユナイテッド |
2024 | リヴァプール | 1−0 (延長) | チェルシー |
クラブ別優勝回数
1960年からのクラブ別優勝回数は以下の通りです。
クラブ | 優勝回数 | 準優勝 |
---|---|---|
リヴァプール | 10回 | 4回 |
マンチェスター・C | 8回 | 1回 |
マンチェスター・U | 6回 | 4回 |
チェルシー | 5回 | 5回 |
アストン・ヴィラ | 5回 | 4回 |
トッテナム・ホットスパー | 4回 | 5回 |
ノッティンガム・フォレスト | 4回 | 2回 |
レスター・シティ | 3回 | 2回 |
アーセナル | 2回 | 6回 |
ノリッジ・シティ | 2回 | 2回 |
バーミンガム・シティ | 2回 | 1回 |
ウルヴァーハンプトン・ ワンダラーズ | 2回 | ー |
ウェスト・ブロムウィッチ・ アルビオン | 1回 | 2回 |
ミドルズブラ | 1回 | 2回 |
クイーンズ・パーク・レンジャーズ | 1回 | 1回 |
リーズ・ユナイテッド | 1回 | 1回 |
ストーク・シティ | 1回 | 1回 |
ルートン・タウン | 1回 | 1回 |
シェフィールド・ウェンズデイ | 1回 | 1回 |
スウィンドン・タウンFC | 1回 | − |
オックスフォード・ユナイテッド | 1回 | − |
ブラックバーン・ローヴァーズFC | 1回 | − |
スウォンジー・シティ | 1回 | ー |
最多優勝クラブはリヴァプールの10回です!
近年はマンチェスター・Cが6回優勝しプレミアリーグも含め、タイトルを多く獲得しています。
詳しくはプレミアリーグ歴代優勝クラブ&クラブ別優勝回数ランキングを紹介をご覧ください。
EFL(カラバオ)カップで優勝すると・・・
EFL(カラバオ)カップで優勝すると
■優勝賞金がもらえる
■UEFAカンファレンスリーグ出場権が与えられる
■優勝賞金
10万ポンド。日本円で約1500万円になります。
優勝賞金にしてはあまりにも少ないですね。。
ちなみにUEFAチャンピオンズリーグではグループステージで1勝すると280万ユーロ、日本円でおよそ4億4800万クラブに入ります。
詳しくはチャンピオンズリーグとは?出場枠、組み合わせ方法などを解説!をご覧ください。
■カンファレンスリーグ出場権が与えられる
EFL(カラバオ)カップ優勝クラブにはUEFAカンファレンスリーグの出場権が与えられます。
例外としてUEFAカンファレンスリーグ出場権が他クラブへ譲位される場合があります。
上記の場合UEFAカンファレンスリーグ出場権が譲位されます。
EFL(カラバオ)カップとFAカップの違い
イングランド国内にはカップ戦が2つあります。
EFL(カラバオ)カップ
FAカップ
それぞれのカップ戦の特徴・違いについて下記の表にまとめてみました。
EFL(カラバオ)カップ | FAカップ | |
参加資格 | プレミアリーグ他 92クラブ | FA登録済みのクラブ700以上 |
優勝特典 | UEFAカンファレンスリーグ出場権 | UEFAヨーロッパリーグ出場権 |
優勝賞金 | 約1500万円 | 約4億円 |
創設年 | 1960年 | 1871年 |
視聴方法 | DAZN | DAZN、SPOTV NOW |
>>>FAカップについては FAカップとは?優勝すると?歴代優勝クラブ、仕組み・組み合わせ方法などまとめて紹介!をご覧ください。
■参加資格
FAカップが700クラブ以上とEFL(カラバオ)カップに比べ大きな差があります。
■優勝特典
どちらのカップ戦もUEFA主催の大会への参加資格が与えられますが、大会の「格」でみますと「UEFAヨーロッパリーグ」の方が高く、知名度・参加クラブなどに差があります。
■優勝賞金
日本円で約4億円と1500万なので大きく違いますね。
■創設年
FAカップが1871年と世界最古のカップ戦で歴史が古く、EFL(カラバオ)カップと比べるとおよそ90年も先に始まっています。
■視聴方法
EFLカップ:DAZN
FAカップ:U-NEXTサッカーパック
詳しくはFAカップの視聴方法を詳しく解説!配信サービスは1つ!をご覧ください。
EFLカップとFAカップの違いをみた通り、FAカップの方がクラブにとっては恩恵が大きのがわかります。
プレミアリーグのクラブは出場機会が少ない選手や若手選手の経験の場としても、上記のカップ戦を利用することが多いです。
まとめ:EFL(カラバオ)カップはイングランド国内のFAカップに次ぐカップ戦
今回はEFL(カラバオ)カップについて詳しく解説しました。
対戦カードなどは全て抽選で行われ、一発勝負となっているので格下チームが格上を破る「ジャイアント・キリング」が起こることも珍しくありません。
下部に所属するクラブにとっては、プレミアリーグに所属するクラブと対戦できる貴重な大会となっており、高いモチベーションで臨みます。
上位カテゴリークラブのプライドと、下位カテゴリークラブの下剋上を起こそうとするメンタルのぶつかり合いは観ていて興奮します!
少しでも興味があるのなら、ぜひあなたにも視聴してもらい興奮を味わってほしいものです!
EFL(カラバオ)カップの視聴方法は
DAZNのみ視聴可能です。
>>> DAZN加入公式サイトはこちら
今回の記事があなたの参考になれば幸いです。
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