世界でも人気・実力ともに世界最高峰の1つに数えられるプレミアリーグ。今や世界のサッカーをけん引する存在であるプレミアリーグです。
そのプレミアリーグですが、常に国内リーグで上位に位置する6つのクラブを、いつしか「ビック6」と呼ぶようになりました。
「ビック6」ってどのクラブ指してるの?
そもそも「ビック6」って何?
この記事をご覧になっている方はこのような疑問をお持ちではないでしょうか。
本記事を読み終えれば
・プレミアリーグビック6とは?
・プレミアリーグビック6のチームについて
・プレミアリーグビック6の呼び方は時代遅れなのか
についてわかります。
プレミアリーグをさらにおもしろく視聴するには、知っておいて損はないと思います。プレミアリーグにあまり詳しくない方、予備知識を知りたい方はぜひ参考にしてください。
プレミアリーグ視聴方方法については下記をご覧ください。
それでは内容にいきましょう。
プレミアリーグが全試合視聴できるのはU-NEXT 「サッカーパック」だけ!
プレミアリーグピック6とは?
プレミアリーグでは毎シーズンのように上位争い、優勝争いを繰り広げる6チームを「ビック6」と呼んでいます。
・リヴァプール
・マンチェスター・シティ
・マンチェスター・ユナイテッド
・アーセナル
・チェルシー
・トッテナム
上記の6チームが「ビック6」と呼ばれています。毎シーズン、優勝争い・チャンピオンズリーグ出場権争い(上位4チーム)など熾烈な争いが行われています。
近年プレミアリーグのみならず、欧州No.1を決めるチャンピオンズリーグ(CL)でも2018−19シーズンにリヴァプールが、2020−21シーズンにはチェルシーが、2022−23シーズンはマンチェスター・Cが優勝するなど好成績を残しています。
特にビック6同士の対戦は注目度が高く、世界中から多くの視聴者を集めます。
ですが、プレミアリーグ全体のレベルは非常に高く、「ビック6」チームがそれ以外のチームに負けることは珍しくありません。それほど、実力が拮抗している証ですね。
プレミアリーグは世界で最も視聴されてるリーグです。その数は10億人を超えると言われています。
ビック4からビック6へ
今では「ビック6」のひと括りで呼ばれていますが、2000年代は「ビック6」ではなく「ビック4」でした。
当時の「ビック4」はリヴァプール、マンチェスター・U、アーセナル、チェルシーを指す言葉でした。
2010年代に入り、マンチェスター・シティー、トッテナムがそこに加わり「ビック6」と呼ばれるようになりました。
プレミアリーグビック6のチームについて
「ビック6」それぞれのチームについて創立年、ホームタウン、ホームスタジアムなどをご紹介します。
フットボールリーグはプレミアリーグの前身にあたります。
フットボールリーグが1888年〜1992年、プレミアリーグ1992年〜現在となっています。
プレミアリーグについて詳しくは下記をご覧ください。
リヴァプール
創立 | 1892年 |
ホームタウン | リヴァプール |
ホームスタジアム | アンフィールド |
獲得タイトル | フットボールリーグ:18回 プレミアリーグ:1回 FAカップ:8回 EFL:10回 コミュニティーシールド:16回 スーパーカップ:1回 チャンピオンズリーグ:6回 |
愛称 | レッズ |
リヴァプールはイングランド北西部に位置するマージーサイド州リヴァプール市を本拠地とするクラブです。
リヴァプールのホームスタジアムであるアンフィールドは、熱狂的なファンで知られ、彼らが歌う「You”ll Never Walk Alone」は他のスタジアムにはない独特な雰囲気を創りだします。
アンフィールドは「要塞」と呼ばれており、圧倒的な勝率を誇ります。2020−21シーズンにはホーム戦無敗記録「64」を数え、その間の53勝11分けと勝率は驚異の82.8%でした。
プレミアリーグの前身であるフットボールリーグでは歴代最多の18回の優勝を誇ります。プレミアリーグ創設後、長らく優勝から遠ざかっていましたが、2019−20シーズンに30年振りに優勝しました。
2019−20シーズンにプレミアリーグ史上最速優勝を達成しました。
>>>プレミアリーグ歴代優勝クラブについては下記をご覧ください。
プレミアリーグ歴代優勝クラブ&クラブ別優勝回数ランキングを紹介
チャンピオンズリーグ(CL)ではプレミアリーグクラブ最多6回の優勝を誇ります。「イスタンブールの奇跡」をご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
>>>チャンピオンズリーグ歴代優勝クラブについては下記をご覧ください。
UEFAチャンピオンズリーグ歴代優勝クラブ&優勝回数ランキングを紹介
2015年にユルゲン・クロップ監督を招致し、2018−19シーズンはCL優勝、2019−20はプレミアリーグ優勝とまさに黄金期を迎えています。
監督持ち前の熱血漢と、リヴァプールサポーターの熱狂さがピッタリ合致していますね。
2022−23シーズンはレギュラー選手も高齢化などにより、難しいシーズンを過ごしましたが、まだまだリヴァプールの好調は続くでしょう。
■リヴァプールで活躍した(している)選手
イアン・ラッシュ
ケニーダルグリッシュ
マイケル・オーウェン
スティーブン・ジェラード
モハメド・サラー
フィルジル・ファン・ダイク
など
マンチェスター・シティ
創立 | 1880年 |
ホームタウン | マンチェスター |
ホームスタジアム | エディハド・スタジアム |
獲得タイトル | フットボールリーグ:2回 プレミアリーグ:7回 FAカップ:7回 EFL:8回 コミュニティーシールド:6回 チャンピオンズリーグ:1回 |
愛称 | シチズン |
マンチェスター・シティはイングランド北西部に位置するマンチェスターを本拠地とするクラブです。
今ではプレミリーグ随一の実力を誇るマンチェスター・シティですが、優勝争いに絡み始めたのは2010年代に入ってからです。
その背景には2008年UAEのアブダビグループがチームを買収し、莫大な資金力を有しました。その資金で優秀な選手を獲得し、着実にステップアップしていきました。
2011-12シーズンにはプレミリーグ創設後初優勝を飾りました。
その後も7度の優勝を経験しました。
(2013-14、2017-18、2018-19、2020-21、2021-22、2022−23、2023−24シーズン)
チャンピオンズリーグ(CL)の舞台では2022−23シーズンに悲願の初優勝を達成しました。
プレミリーグでは近年7年の中で6回も優勝を達成しました。
■マンチェスター・シティで活躍した(している)選手
ヴァンサン・コンパニ
セルヒオ・アグエロ
ダビド・シルバ
ケビン・デ・ブライネ
アーリングハーランド
など
マンチェスター・ユナイテッド
創立 | 1878年 |
ホームタウン | マンチェスター |
ホームスタジアム | オールド・トラッフォード |
獲得タイトル | フットボールリーグ:7回 プレミアリーグ:13回 FAカップ:12回 EFL:6回 コミュニティーシールド:21回 チャンピオンズリーグ:3回 |
愛称 | レッドデビルズ |
マンチェスター・ユナイテッドはイングランド北西部に位置するマンチェスターを本拠地とするクラブです。
世界的にも最も人気のあるクラブの1つで、過去に香川真司選手が所属していたこともあり、比較的に日本人の方にも馴染みがあるかと思います。
フットボールリーグ、プレミリーグ合わせて20回と最多優勝を誇るマンチェスター・ユナイテッド。
特にアレックス・ファーガソン監督が指揮していた27年間(1985-86〜2012-13)に13度のリーグ優勝、2度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝をしました。
しかし、ファーガソン監督退任後、思うような結果を残せず、タイトルとは無縁に。
その間に台頭した、同じ州のライバルであるマンチェスター・シティに盟主の座を奪われているのが現状です。
「赤い悪魔」達の愛称で親しまれたマンチェスター・ユナイテッドの逆襲に今後期待しましょう。
■マンチェスター・ユナイテッドで活躍した(している)選手
ライアン・ギグス
デイビット・ベッカム
ポール・スコールズ
リオ・ファーディナンド
クリスティアーノ・ロナウド
など
アーセナル
創立 | 1886年 |
ホームタウン | ロンドン |
ホームスタジアム | エミレーツ・スタジアム |
獲得タイトル | フットボールリーグ:10回 プレミアリーグ:3回 FAカップ:10回 コミュニティーシールド:11回 |
愛称 | ガナーズ |
アーセナルはロンドン北部に本拠地を置くクラブです。
アーセナルと言えば2003-04シーズンに無敗優勝(26勝12分)を達成し、いまだに伝説となっています。
今日までプレミリーグで無敗優勝を達成したのは、2003-04シーズンのアーセナルのみです。
当時はベルカンプ、アンリ、ビエラなどプレミリーグ史に名を残した名選手たちが在籍し、”インビンシブルズ(無敵のチーム)”と親しまれました。
>>>プレミアリーグ歴代優勝クラブについては下記をご覧ください。
プレミアリーグ歴代優勝クラブ&クラブ別優勝回数ランキングを紹介
当時の監督は日本でも名古屋グランパスを指揮した「アーセン・ベンゲル監督」でした。1995年から24年間の長期にわたって監督つとめ、その間に3度のリーグ優勝を達成しました。
しかし、無敗優勝後は優勝できておらず、ベンゲル監督退任後は難しいシーズンを送っています。
マンチェスター・ユナイテッド同様に、長期政権後のチーム作りが簡単ではないということなのでしょう。
2022-23シーズンはミケル・アルテタ監督の元、首位を快走し19年振りの優勝が現実味を帯びていましたが、4月に入り失速。マンチェスター・シティに追い抜かれ優勝を逃しました。
アーセナルは過去に稲本潤一、宮市亮、浅野拓磨選手が所属しており、現在は冨安健洋選手が所属しています。冨安健洋選手の活躍に期待しましょう。
■アーセナルで活躍した(している)選手
デニス・ベルカンプ
ティエリ・アンリ
ロベール・ピレス
パトリック・ビエラ
アシュリー・コール
マルティン・ウーデゴール
など
チェルシー
創立 | 1905年 |
ホームタウン | ロンドン |
ホームスタジアム | スタンフォード・ブリッジ |
獲得タイトル | フットボールリーグ:1回 プレミアリーグ:5回 FAカップ:8回 EFL:5回 コミュニティーシールド:4回 チャンピオンズリーグ:2回 |
愛称 | ブルーズ |
チェルシーはロンドン西部を本拠地としたクラブです。ホームユニフォームが青色から「ブルーズ」の愛称で親しまれています。
2003年ロシア人富豪の「アブラモビッチ氏」がチェルシーを買収しオーナーに就任しました。オイルマネーによる莫大な資金力を背景に、スター選手を次々に獲得し、急激に力をつけました。
モウリーニョ監督を招致し、2004-05シーズンに29勝8分1敗、失点15と圧倒的な成績でリーグ制覇しました。翌年もリーグ制覇し一気に常勝軍団へ。
2004-05、2005-06、2009-10、2014-15、2016-17シーズンにリーグを制覇しました。
チャンピオンズリーグも2011-12、2020-21シーズンに優勝し世界的なビッククラブへ。
■チェルシーで活躍した(している)選手
ペトル・チェフ
ジョン・テリー
クロード・マケレレ
フランク・ランパード
ディディエ・ドログバ
セサル・アスピリクエタ
など
トッテナム
創立 | 1882年 |
ホームタウン | ロンドン |
ホームスタジアム | トッテナム・ホットスパー・スタジアム |
獲得タイトル | フットボールリーグ:2回 FAカップ:8回 EFL:4回 コミュニティーシールド:4回 |
愛称 | スパーズ |
トッテナムはロンドン北部を本拠地にするクラブです。
同じロンドン北部を本拠地としたアーセナルとはライバル関係で、その対戦は「ノースロンドンダービー」と呼ばれています。
プレミリーグ中堅クラブとしての地位を確立していたトッテナムは、2008年10月にハリー・レドナップ氏が監督に就任しました。
翌年の2009-10シーズンにはクラブ史上最高の4位となり、チャンピオンズリーグの出場権を初めて獲得しました。
2014-15シーズンにはポチェッティーノの監督を招致し、安定して上位に位置することになり、「ビック6」の一角を担うクラブに。
ベイル、モドリッチなどの選手もトッテナムで経験を積み、その後レアル・マドリードへと移籍することになりました。
ハリー・ケイン、ソン・フンミンを筆頭に、プレミリーグ屈指の攻撃力を誇りますが、いまいち勝負弱く、なかなかタイトルに恵まれません。
トッテナムはビック6の中で、唯一プレミリーグ優勝経験がなく「ビック6」にふさわしくないとの声も少なくありません。
2018-19シーズンのチャンピオンズリーグでは決勝でリヴァプールに敗れたものの準優勝を達成したよ。
■トッテナムで活躍した(している)選手
シェリンガム
ロビー・キーン
ギャレス・ベイル
ルカ・モドリッチ
ハリー・ケイン
ソン・フンミン
など
ビック6の呼び方はもはや時代遅れか。
「ビック6」と呼ばれていますが、この呼び方は時代遅れとの声も多くあります。
僕が考える理由としては
①「ビック6」に対抗するのクラブの登場
②莫大な放映権料の分配
少し詳しく見ますと、
①は2015-16シーズンはレスターが「奇跡の優勝」果たしたように「ビック6」に対抗するクラブが目覚ましい成長をとげています。
・ブライトン
・ニューカッスル
・レスター
・ウエストハム
・アストン・ヴィラ
シーズンごとにばらつきはありますが、成長著しいクラブといってもいいのではないでしょうか。
②はプレミリーグに所属すれば、莫大な放映権料が各クラブに分配されるので、その資金で優秀な監督、選手を招致することができます。
中堅クラブも各国代表クラスの選手を揃えており、他のリーグでは、決して中堅クラブのチーム力ではなく、上位争いに食い込む実力を十分に備えています。
そこに莫大な資金が加わりますので、「ビック6」のクラブも勝つことは容易ではありません。
ですが、この上位と下位の実力差が他のリーグに比べ少ないことが「世界一エキサイティングリーグ」と呼ばれる要因でしょう。
まとめ
今回の記事ではプレミアリーグ「ビック6」ついて紹介しました。
まとめると
■プレミアリーグ「ビック6」とは
プレミアリーグでは毎シーズンのように上位争い、優勝争いを繰り広げる6チームを「ビック6」と呼ぶ。
リヴァプール
マンチェスター・シティ
マンチェスター・ユナイテッド
チェルシー
アーセナル
トッテナムの6クラブ
■「ビック6」の呼び方は時代遅れか
・ブライトン
・ニューカッスル
・レスター
・ウエストハム
・アストン・ヴィラ
などのクラブも台頭してきている。
今後は「ビック6」とその他のクラブとの力の差は縮まると予想できます。
「ビック6」の活躍も気になりますが、「ビック6」に対抗するクラブが出てくるのかも楽しみなポイントでもあります。
プレミアリーグは世界で屈指の人気がある大会です。
毎シーズンの優勝争いも見ものですが、他のリーグに比べ「リーグ内での実力差が少ないリーグ」です!ビッククラブがその他クラブに負けるのも珍しくありません。
少しでも興味がありましたら、ぜひあなたにも視聴してもらい興奮を味わってほしいものです!
プレミアリーグは U-NEXT「サッカーパック」に加入することで視聴可能です。
詳しくはプレミアリーグを見るには?視聴方法を徹底解説!をご覧ください。
今回の記事があなたの参考になれば幸いです。
プレミアリーグが全試合視聴できるのはU-NEXT「サッカーパック」だけです。
こちらの記事も参考にどうぞ
- プレミアリーグ歴代優勝クラブ&クラブ別優勝回数ランキングを紹介
- プレミアリーグ歴代得点王一覧を紹介!1シーズン最多得点はあの選手!
- プレミアリーグ歴代通算得点ランキングを紹介!1位はニューカッスルで活躍した名選手!
- プレミアリーグ歴代アシストランキング&1シーズン最多アシスト王・DF登録最多アシスト選手を紹介!
- プレミアリーグ出場試合数ランキング上位10人を紹介!唯一の現役は「鉄人」と呼ばれる選手
- プレミアリーグを見るには?視聴方法を徹底解説!
*本ページの情報は2024年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
コメント